映画ネタ
TENET
「時間を逆回しにする技術を持った未来人との攻防」をテーマとした作品で、電話ボックスと回転ドアを合体させたようなカプセルに出入りした人物の時の進みを逆行させ、正常な時間から見るとまるで逆再生したような奇妙な動きで魅せる難解なアクションが特徴です。
進んでは逆行するストーリーも一見難解に感じますが、どんなに時を戻そうと作中における運命は覆らないので肩の力を抜いて観た方が楽しめるかも知れません
また、主人公を度々助けに現れる謎の兵士のバックパックにぶら下がっていたチャームも単品で再現しています
RRR
1920年、イギリスの植民地だった頃のインドを舞台にそれぞれ違う目的で動く二人の男達の数奇な運命を描くアクション超大作で、インド映画恒例のダンスシーン「ナートゥ」は自然な導入と底抜けの明るさでアカデミー賞にノミネートされるほどの高評価を得ています
A・ラーマ・ラージュ
インド人ながら警察官として反英デモの首謀者を逮捕するなど冷徹な主人公その1。
名前こそ実在の人物ですが、そのリアリティや能力はゲームや漫画に出てくる織田信長くらいに思っておいて下さい。
インドの古い物語「ラーマーヤナ」の主人公ラーマもモチーフの一つであるほか、作中では炎の化身として燃え盛る武器に縁があります
コムラム・ビーム
森に住むゴーンド族の守護者で、傲慢なイギリス人に連れ去られた村の娘を救出すべく動き出した主人公その2。
こちらもラーマと同時期に実在した人物ですが、そもそも史実では両者の間に交流はありません。
「マハーバーラタ」のビーマの要素を含むほか、水の化身としてラーマとは様々な面で対になるよう設定されています
シン・仮面ライダー
シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース四作目となるライダー映画の改造人間達を作りました!
本郷猛/仮面ライダー/バッタオーグ
本作における怪人はオーグメント、略称オーグと呼ばれ、その中でも最高傑作と言われるバッタオーグに改造された本郷は身勝手な「幸福」を押し付けてくる秘密組織SHOCKERとの戦いに身を投じていきます。
デザインは細部がディテールアップされているものの旧1号のカラーリングほぼそのままで、大半の場面で黒いコートを着用しているのが最大の特徴です
一文字隼人/仮面ライダー第2号
第二のバッタオーグとして生み出された改良型で、サイクロン号に乗ったり空挺降下する等の強風を浴びなければ変身できない本郷とは違ってポーズ一つで全力を発揮できます。
こちらも旧2号を踏襲したデザインになっているほか第1号とは質感の違う黒コートを着ています
緑川イチロー/チョウオーグ/仮面ライダー第0号
本作のラスボスにしてサプライズ枠となるオーグで、
・イナズマン(青い蝶、変身時の顔の手術痕)
・仮面ライダーV3(ダブルタイフーン、白いマフラー)
の要素を主体としてシャドームーンやモスラにも似たマスクを被っています
敵怪人ことオーグメントも個性豊かな面子が揃っています
最初の敵クモオーグ、ウイルスの訛りが独特すぎるコウモリオーグ、衝撃のキャスティングで話題になったサソリオーグのうちクモとサソリは第0号と共に前日談コミカライズ「真の安らぎはこの世になく」の主要人物として深掘りされています
和服と日本刀が印象的なハチオーグと真ん中分けのデザインが目を引く合成怪人KK(カマキリカメレオン)オーグ。
なおカメレオンの綴りはご存知の通りChameleonですが公式の略称がKKになっています
タローマン
なんだこれは!
NHKで「再放送」された「1970年代に活躍したヒーロー」を作りました!
…………実際には制作から放送まで混じりっけ無しの2022年製で、4分程度の本編に架空の思い出を語った解説を添えたり、同じNHKの番組「ヒストリア」で特集を組んだばかりかシン・ウルトラマンの盛況も記憶に新しい樋口真嗣監督まで呼んで偽の歴史を深掘りするなど手段を選ばず視聴者の記憶を染めにくる恐ろしい番組です
「芸術は爆発だ」でおなじみ岡本太郎の作品が「奇獣」という怪物になって暴れる70年代の日本に突如降り立った巨人タローマンの奇行を描く物語で、劇中では一般人やナレーターからヒーロー呼ばわりされるものの、本能の赴くまま秩序を破壊するばかりでウルトラマンのような慈愛や自己犠牲の精神は持ち合わせていません
架空の記憶がテーマだけに書籍等の設定だけはとにかく豊富で、タローマン2号やブラックタローマン等の派生キャラクターが存在します
外星人第2号 ザラブ
遊星は燃えてゐるか
シン・ウルトラマン……ではなく、公式スピンオフ(?)のシン・ウルトラファイトに登場した方のザラブを作りました!
にせウルトラマン
ザラブのお家芸であり映画本編では目付きがほんの少し悪いだけで結構上手かった変装も、ファイト版では見分けやすいよう模様がオレンジ色になっています。
ファイト劇中ではウルトラマンの目を欺くために変身していましたが、そもそも本物の前で偽物に化けるというのは擬態能力の使い方として最も無意味な行為であり、どのエピソードでも笑いどころとして効果的に使われていました
口の形が一緒です。
同じ外星人枠にもっと優秀なメフィラスがいるせいもあってザラブはウルトラマンに絶対勝てない小物っぷりが強調され、とあるエピソードでは完全に意気消沈して体育座りのまま足元のヒトデを眺め続けるシュールな姿とナレーションの的確すぎる合いの手で話題になりました。
出番が全て暗所だった映画本編と違って明るいロケーションばかりのためこちらも体色がアレンジしてあるのかと誤解されがちですが、元々こういう青銀のボディに赤い裏面だけが透けた姿をしています
シン・ウルトラマン
2022年公開の映画に登場した禍威獣や外星人達を作りました!
元来「ウルトラマン」とは地球人に付けられた名前ですが、永遠に本名不詳の初代とは違い本作の主人公を務める巨人には故郷で「リピアー」という個人名が与えられています
地球に降着した直後は全身が銀色で一見弱そうですが、設定によるとこの姿の方が総合的には強いそうです。
いわゆる「予告詐欺」にあたるシーンでもあり、顔付きも公表されていたビジュアルとはやや違うAタイプっぽい造形でした
初戦の後すぐ人間と融合し、次に変身した際には赤い模様が入って見慣れたウルトラマンの姿になっています。
エネルギー残量を示すカラータイマーが無いため初期のウルトラセブンのように時間制限も無いかと思いきや……
身体の維持から光線技まで「スペシウム133」に依存している上に人間とウルトラマンで2つの命を1人分のエネルギーで賄っているため、あまり長くは戦えません。
従来ならカラータイマーが赤く点滅する場面では、身体の赤い模様が緑に変色します
禍威獣
本作における怪獣は惑星侵略用の生物兵器で、読みこそカイジュウですが従来の世界観とは違い「禍威獣」という字が当てられています。
本編開始前の時点で6体が起動、うち1体を除き全て退治されるまでの一部始終が「ウルトラQ」のテーマに乗って紹介されました
外星人
従来の「宇宙人」ではなく中国語と同じ外星人という呼び方に変更されました。
いずれも単身地球に来訪できるだけあって技術力は圧倒的で頭も切れるため、武力から交渉まで地球人には手も足も出ない厄介な相手として描写されています
そしてストーリー終盤には……
ゾーフィ
宇宙警備隊の隊長ゾフィーとは別人です。
光の星から来た使者で、一連の事件を経て宇宙にとって不都合な存在と化しつつある地球を処分する旨をリピアに伝えに来ました。
このような設定に至ったのは、古い児童誌のおよそ有り得ないような誤認から生まれてしまった悪い宇宙人「ゾーフィ」が元ネタになっているためです
ゼットン
そんなゾーフィが持ち込んだゼットンは本作のラスボスにあたる超巨大兵器で、サッカーボール大のカプセルから無数の複雑なパーツを展開して全長数kmは下らない姿に変形します。
主砲として今やすっかりお馴染みの「1兆度の火球」を撃てるほか自衛システムも万全で、ウルトラマンの攻撃を全て防ぐバーリアや逆にウルトラマンのバリアを易々と貫く無数の光線砲を装備しています
ウルトラマンデッカー
今、やるしかねぇ!
最近では珍しい前作(トリガー)の正当な続編になるダイナ似のウルトラマンを作りました!
輝け!フラッシュ!
基本形態のフラッシュタイプは大まかなシルエットと腹部から下の模様こそダイナにそっくりですが、上半身はウルトラ史上初の要素も交えて大胆にデザインされています
最も目を引くのが宇宙をそのまま切り取ったような胸部で、カラータイマーはウルトラマンナイス以来となる左胸に付いています
腕も左右で完全に非対称になっていて、右腕の真っ赤な模様は昭和のヒーローと言われても違和感がないほどシンプルです
対して左腕は青い肌を金のプロテクターで覆っています。実写スーツとしては初の構造ですが、ウルトラマンジードのゲーム限定フュージョン「ムゲンクロッサー」に似ているとも言われています
弾けろ!ストロング!
ティガを継いだトリガー同様にタイプチェンジの名前もダイナ準拠で、怪力形態のストロングタイプは下半身まで左右非対称になっているのが特徴です
胸部の宇宙模様は小さくなり、濃いオレンジ色のプロテクターが目立つようになりました
左腕のアーマーは肩だけ残り、凹凸の大きい力強い造形になりました。
また、両拳にも金色のナックルが装着されています。ウルトラマンのデザインとしては史上初となる攻撃的な鋭いトゲの拳です
右脚も補強されているのは3タイプ中ストロングだけです
飛び出せ!ミラクル!
スピードと超能力が自慢のミラクルタイプはダイナに比べると青の面積が増え、銀の多くなったストロングとは真逆のアレンジになっています
模様をシンプルにしてシルエットで魅せていたストロングに対して、ミラクルはスマートな外見ながらギザギザした複雑な模様が特徴です
下半身は左右対称で、右腕も青と銀のシンプルな構成ですが、銀の比率が多かったダイナのミラクルタイプよりはコスモスに近いバランスになっています
デザイン上の特徴は左腕に集約されていて、スピードの象徴としてすっかりお馴染みになった水色が腕全体を覆っています
新ゲッターロボ
下駄ロボ?
OVA「新ゲッターロボ」全編にわたって活躍した機体は劇中ではゲッターロボとだけ呼ばれ、ファンの間ではタイトルから取った新ゲッターの名で親しまれています
初代ゲッターをベースにしつつ後継機の要素を取り入れたようなデザインが特徴で、例えばウイングはゲッタードラゴンに似た形状になっています
脚部の模様は太くハッキリしたものになり、黄色いパンツ状の部位には青い窓が追加されました
トマホークはトゲ鉄球から柄と刃が生えた長いものに変更され、2本を連結して使うことも出来るようになりました
ゲッターチーム
そんな新ゲッターを操縦する3人組は個性豊かなロクデナシで、珍しく3号機のパイロットにも専用スーツが用意されています
流竜馬
イーグル号とゲッター1のメインパイロット。スーツのデザインは旧アニメ版とほぼ同じですが性格はかなり改変され、年齢も引き上げられています
神隼人
ジャガー号とゲッター2のメインパイロット。こちらもデザインは旧アニメ版準拠で当時は学生運動のリーダーだったのがテロ組織の首謀者になり、初登場時は完全なる狂人でした
武蔵坊弁慶
ベアー号とゲッター3のメインパイロット。原作で壮絶な死を遂げた3号機パイロット「巴武蔵」と「車弁慶」を統合した名前を持つ破戒僧で、女にはだらしないもののチームにおけるストッパー役です
家庭用ゲーム機
ファミリーコンピューター
1983年発売。特徴的な赤を散りばめたデザインは、素材選びの過程で当時最も安いプラスチックを採用したことで生まれました
スーパーファミコン
1990年発売。性能の向上に伴ってコントローラーのボタン数も4つ増え、この印象的な配色は十字キーと並ぶ「ゲーム機の象徴」として様々な場で意匠が使われています
Nintendo Switch
2017年発売。モニターそのものといったフォルムをした本体の左右にはJoy-Conと呼ばれる一対の小型コントローラーが装着され、そのまま携帯ゲーム機として使うだけでなく取り外してワイヤレス操作したり周辺機器に取り付けることで多彩な遊び方が可能になっています
ゼルダの伝説
任天堂の名作ゲームの主要人物を作りました!
リンク
シリーズの主人公で緑の服に剣と盾がトレードマークです。ゲームの内容に謎解きが多く含まれるためその他の装備も豊富で、弓矢や爆弾を筆頭に作品ごと様々なアイテムを使いこなします。
3つの聖なる力「トライフォース」のうち「勇気のトライフォース」を宿す運命にあり、服装と金髪のせいでシリーズ通して同一人物に見えますが時代設定は数千年単位でバラバラなので歴代リンクは大体別人です
ゼルダ姫
こちらもシリーズを代表するヒロインで、「知恵のトライフォース」担当です。
ピーチ姫同様に囚われのイメージが強いですがラスボス戦で弓矢を使ったり風のタクト全般など決して非力なだけではありません
ガノンドロフ
シリーズの大半において「力のトライフォース」を奪ってラスボスを務める魔王で、マリオに対するクッパのポジションと言えましょう。
作品ごとに生まれ変わるリンクやゼルダと違い、彼は全ての時代を股にかけ封印と復活を繰り返す同一人物です。
牛肉料理みたいな名前をしていますがその正体は巨大なブタ(猪)の怪物で、変身した際には「ガノン」とだけ呼ばれます
ウルトラマンレグロス
「ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突」に登場する新ヒーローを作りました!
タイガ以来となるレッド族系で、出身地はりゅう座のD60星という新たな星です
両腕には宇宙拳法コスモ幻獣拳の一種「赤龍白虎拳」を極めた証である虎と龍の白いタトゥーが刻まれています
本当はもっと複雑な模様ですがパラコードでは再現不可能なため崩したカタカナで代用しています