キャラコードブレスとは

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ここ数年、ミリタリーやアウトドア界隈で流行り始めた「パラコードブレスレット」というアクセサリーがあります。

ミサンガに似ていますがその特性は完全に真逆で……

 
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パラコード、つまりパラシュートを支えるのに使う丈夫な(引っ張り強度250kg!)紐を編んでブレスレットにしたものです。

リメイク版マッドマックスの主人公を演じたトム・ハーディが付けていたのも有名ですね


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このパラコードブレスにビーズや手芸用パーツを組み込んだり編み方を工夫してキャラクターモチーフに仕立て上げたものが「キャラコードブレス」になりますf:id:fabricationZ:20170904055036j:image
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思い入れと発想力次第であらゆるキャラクターを再現できます。

こうして見ると難しそうですが筆者が使っている編み方のレパートリーはせいぜい4種類程度で、あとはパーツとゴリ押しのオンパレードなので見た目ほど精密でも複雑でもありません。

パラコードブレスの特徴である「分解して便利な紐として使う」ことは一部の作品を除いてできませんが、それでも手芸作品としていくつか利点があります

利点1:耐久性

用途が実用品から飾りになってもパラコードそのものの強度は変わりません。

引っ張りや衝撃に対するタフネスは他の素材を使った編み込みブレスレットとは別格です

 

利点2:作業場所を選ばない
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あらかじめ作品に必要な長さと色数、その他材料を揃えて手頃な袋に入れて持ち歩けば待ち列や電車、バス移動等の暇つぶしを兼ねて編み込みができます。

針と糸を使うパーツの縫い付けやライターによる溶接だけは事前にやっておく必要がありますが、そういった下準備さえ出来ていれば立ったままでも揺れる車内でも、果ては多少酒に酔っていても作品を仕上げ(余った端の切断と溶接)直前まで編めるので、外出先で人に教えながら編むといった使い方も出来るでしょう。

http://characordbracelets.hateblo.jp/entry/2016/10/17/124718

 

利点3:性別を問わない

キャラクターモチーフでシュシュやイヤリング、ネイル等を作った際の最大の弱点は男性には使いにくいことです。

これらはいずれも女性向けの性格が強く、どうしても対象の性別を限定してしまいます。

その点キャラコードブレスであれば大半の作品は男女問わずさり気なく付けられます。